Conseils de sommeliers
今回のお題は「夏におすすめのワインと、その飲み方」。
3人のソムリエの方にお答えいただきました!
*この質問は2001年7月におききしたものです。
夏の暑い晩には、以下のワインがお薦めです。いずれも良く冷やして飲んで下さい。

(1)《Muscadet-Sevre et Maine sur Lieミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・スュール・リー》 
引き締まった酸味が心地よく、軽快な味わい。

(2) 《Sanserre blancサンセール・ブラン》 
品種Sauvignon blancソーヴィニョン・ブランの清々しいハーブ香と柑橘系風味によって爽快な気分になる。

(3)カクテルですが、《Liqueur de Fraise de Plougastelプルガステル産イチゴのリキュール+Vin Mousseuxヴァン・ムスー(スパークリングワイン)》 
イチゴのリキュールのフレッシュな果実味と酸味が伴うスパークリング・カクテル。ヴァン・ムスーはシャンパーニュだと重すぎるので不向きです。スペインのCavaカヴァなどが向いています。
 
矢野 恒 (やの ひさし)
日本ソムリエ協会認定シニアソムリエ
アカデミー・デュ・ヴァン講師
ポートワイン・ソムリエコンテスト優勝
著書:「ソムリエ試験実戦対策講座」、「ソムリエ試験実戦対策問題集」(共著・時事通信社)
yano@ma.rosenet.ne.jp


●アカデミー・デュ・ヴァン東京校
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア
tel. 03-3486-7769
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(1)Alsace Riesling Grafenreben/Bott-Geyl
青りんごのように爽快でミントのように涼やかな飲み口。日当たりのいいグラフェンレーベンの畑から造られるリースリングは、甘味と酸味のバランスがとれ、真夏の夜風のように心地いい美味しさです。

(2) Bandol Rouge/Domaine Ott
ボーリングのピンのようなボトルが印象的。コートダジュールの小さな町バンドールで造られる軽い渋味の赤。ドライトマトや黒オリーブのような風味が、海の潮風を連想させてくれます。

(3) Gigondas /E.Guigal
熱く乾いた太陽が照りつけるコート・デュ・ローヌ、ジゴンダスの赤。黒コショウやクローヴ、リコリスのような、スパイシーでちょっと怪しげな香 りが、真夏の夜を甘く魅惑的にしてくれます。
*ほかにも、Champagne(シャンパーニュ)、Sancerre Blanc(サンセール・ブロ ン)、Tavel Rose(タヴェル・ローズ)、Chateauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パップ)が暑い時期にはお薦めです。
 
友田晶子 (ともだあきこ)
ワイン・コーディネーター&ソムリエ。日本酒きき酒師。フランスチーズ・鑑評騎士団。ベルギービール技術顧問。 ほか、テーブルマナー、シガー、茶道などにも通じ、セミナーの講師、イベントの企画演出プロデューサー、 酒類コンサルタント、さらにはエッセイストとして幅広く活躍。

現在は田崎真也氏オーナーの銀座ワインバー・アルファの店長を務める。 著書に『女とお酒のいい関係』(小学館文庫)。『いつのまにやらワインが職業』 (新潮社)など多数。

●アルファ
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tel. 03-3572-9936
*友田さんの写真は友田さんのご許可をいただき、All About Japanより転掲させていただいております。
     

(1) カシスローズ:バニョール産 ローズ2000

 このワインは、化石貝類が見い出されるような、粘土石灰質の土地で育まれます。ブドウ畑は、フランス南部、南東部にあり、海に近いことから(約200メートル)、海風をふんだんに受けることができます。サンソー40%と樹齢26年のグルナッシュ60%から出来るワインです。
褐色を帯びた素晴らしいピンク色をしたこのワインは、典型的なアロマに、木いちご、スミレの香りを生き生きと放ちます。そして、口に含むと、新鮮なイチゴの風味がシキミとリラといった花を思わせる、濃厚なアロマのニュアンスを舌に残します。
夏向きの料理であるタブレ、タプナード、フェタやモッツアレラのサラダ、ピザ、スモークサーディンなどに良く合う、アペリティフに最適なワインです。

(2) コート・ド・プロヴァンス・ブラン:リモレスク クリュクラス1999

 このブドウ畑は、イエールに位置するモール山の最高峰にあり、非常に暑く、乾燥した気候を享受しています。ここでは、夜のさわやかな冷気によって、アロマが守られています。ロール90%、ユニブラン10%から成るワインです。
冷気を保った浸漬の後、温度コントロールのもとで12日間、発酵させます。
光沢ある薄い黄色の果皮に、白い花や南国の果実のような芳香を漂わせ、強くてダイナミックな果実風味を有したワインが出来上がります。
アペリティフにするには、10度から12度で飲むのが適当でしょう。魚のグリル(オオカミウオ、ヒメジなど)や、ホワイトソースベースの魚料理、貝類(ウニ、ホヤなど)、またヤギのチーズなどと合わせる場合は、さらに1度高い温度で飲むとよいでしょう。

(3) ヴァン・ド・ペイ・デュ・モン・ボディルーグルナー:エギュリエール産1999

1999年モノには、繊細で上品なワインが多く見られます。赤い果実(ブラックチェリー、イチゴなど)風味のアロマと、コショウやカンゾウのような香辛性をもつ、パワフルでパーフェクトな味わいを楽しめるワインです。
このワインは、もっぱら、リスの砂岩段丘に20年以上前に植えられた、少数のグルナッシュから作られます。醸造の際に、非常に抑制された抽出を行うことによって、しなやかなタウニンが含まれるようになります。そのため、グリル料理、プロヴァンスハーブの肩ロースグリルや、鶏料理、ロースト肉、パテ状のチーズなどに良く合うのです。

 
Benoit Monier (ブノワ・モニエ)
タイユバン専属ソムリエ

●フランスワイン専門店
カーブ・タイユバン
http://www.taillevent.co.jp/