Dora Tauzin

Cinema シネマ

フランス映画祭 第4回「パリのレストラン」

 
第4回フランス映画祭横浜 1996
(6/13~16/パシフィコ横浜メインホール/団長:イザベル・ユペール)
 イザベル・ユペールを団長に、第4回のフランス映画祭横浜は催されました。セドリック・クラピッシュ、パトリス・ルコントなど、私も大好きな監督たちも来日。この年も秀作ぞろいでした。
AU PETIT MARGUERY/パリのレストラン
1995年/ローラン・ベネギ監督/ステファーヌ・オードラン主演
30年あまりも人々に愛され続けてきたパリのレストラン「プチ・マルグリィ」が閉店することに。最後の夜、オーナー家族や店にゆかりの人々が集まって、料理を囲んで晩餐を開く。何ともフランスらしい映画、ほろっと心が温かくなります。
LE BONHEUR EST DANS LE PRE/しあわせはどこに(仮題)
1995年/エチエンヌ・シャティリエーズ監督/ミシェル・セロー主演
テレビを見ていると、突然、失踪中の夫だという映像に自分の顔が映し出された初老のフランシス。経営する工場もうまくいかず、娘や妻からも疎まれている彼が、幸せを取り戻す話。この映画には、元フランスサッカー界のヒーロー、エリック・カントナも出演しています。
CHACUN CHERCHE SON CHAT/猫が行方不明
1995年/セドリック・クラピッシュ監督/ギャランス・クラヴェル主演
バカンスで人に預けていた間に行方不明となってしまった猫を探すクロエ。探しているうちに、今まで気付かなかった新しい世界が見えてくる。クラピッシュ監督の作品は、一作、一作全く違う印象で、彼の多才ぶりに拍手です。
 
劇作家ボーマルシェの謎に包まれた生涯を、錚々たるキャストで描いた『BEAUMARCHAIS,L'INSOLENT/ボーマルシェ』主演のFABRICE LUCCHINI。とにかくすばらしいコメディアン。彼を見ているだけ、声を聞くだけで私は笑ってしまいます。

CEDRIC KLAPISCH

ISABELLE HUPPERT主演の『LA CEREMONIE』は、KENZOが協賛して上映されました。高秀横浜市長、TOSCAN DU PLANTIER(ユニフランスフィルム会長)、 ISABELLE HUPPERT、KENZO

日本でも大人気のPATRICE LECONTE(LES GRANDS DUCS